データ解析と誤差
データ解析と誤差
さまざまな実験や測定で得た値は、測定器や測定状況によって
数値の信頼度が変化する。
従って、測定値の扱いには注意を払う必要がある。
また、どんな測定器であっても真の値を測定することは不可能である。
精密な器具、綿密な注意力をもってしても、色々な原因によって
真の値を得ることはできないのである。
そこで、真の値と測定値の差を誤差として考え、定義する。
\begin{eqnarray*}
\mbox{誤差(絶対誤差)}=\mbox{ 測定値}-\mbox{ 真の値}
\end{eqnarray*}
真の値は求めることができないが、誤差の大きさを考え、求めることは重要である。
一般に、「誤差」と表現した場合はこの「絶対誤差」を指しています。
この絶対誤差の他に、「相対誤差」
\begin{eqnarray*}
\mbox{相対誤差}=\frac{\mbox{絶対誤差} }{\mbox{ 測定値} }
\end{eqnarray*}
という誤差もあります。
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有効数字と測定値・実験値の表記について
実験結果の表記として \begin{eqnarray*} 1.23 \pm 0.04 \