有効数字の桁の数え方
一般的に、有効数字は測定器の最小目盛の$\frac{1}{10}$までを用いる。
デジタル機器の場合は、数値の最小桁までを有効数字として用いる。
有効数字の桁の数え方
・$0$ではない数字より前にある$0$は有効数字に数えない
例
$0.123 \ \ \ \ \ \ \ \ :有効数字3桁$
$0.00123 \ \ \ \ :有効数字3桁$
$0.012345 \ \ :有効数字5桁$
・小数点より右側にある$0$は有効数字に数える
例
$1.230 \ \ \ \ \ \ \ \ :有効数字4桁$
$1.23000 \ \ \ \ :有効数字6桁$
小数点がない数の$0$の扱いについては状況によってまちまちです。
その数字を見た人の判断を誤らせる可能性があるので、好ましい表記ではありません。
例えば、$1200$ という数字があったとすると、
有効数字の基本的な考え方に従えば
表記されている数字の最後の桁に誤差を含むことを意味しています。
従って有効数字は$4$桁と考えます。
しかし、この二つの$0$の由来がはっきりしないので、
有効数字が$2$桁とみなされてしまうこともあります。
従って、有効数字が$4$桁と読み取って欲しい場合には
\begin{eqnarray*}
1.200 \times 10^3
\end{eqnarray*}
と、科学指数表示を用いて表記することが望ましい。
とはいえ、実際に測定をしていると場合は
$1200$とか$230$とか表記することもあると思います。
測定した値を整理したり、その後の計算をするときは
きちんと有効数字を考慮した表記にしましょう。
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